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【Unity】便利な『インクリメントスナップ機能』のはなし

皆さんこんにちは、キンシコウです!

Unityでゲームを作っている時、こんなことを思ったことがありませんか?

『今選んだオブジェクトの座標をXずつずらしたい……!』

でもそんなとき、いちいちすべてのオブジェクトのTransformコンポーネント
『+X, +X, +X……』と打ち込んでいくのは発狂モノなだけでなく時間の無駄です。

 

実は、そういったときに我々を助けてくれる便利な機能があるのです。

それは、Incriment Snap

目次

Incriment Snapとは

Incriment SnapというのはUnityの機能のひとつで、設定した数値ごとにオブジェクトをずらす
ことを助けてくれます。例えば画像で選択されているオブジェクトはY軸が丁度1ずれています。

これを何度も繰り返そうとするとき、手動だとTransformにちまちま値を入力していくことになるのですが、この機能を使えば矢印を使って直感的に操作ができるのです!

設定方法

設定方法はカンタン!まずはEdit>Grid & Snap Settingsに飛んで……

この画面に来たら、移動したいなら『Move』回転させるなら『Rotate』
拡大/縮小したいなら『Scale』にいくつずつ変化させたいか入力します。

これで、設定は完了です!

使い方

Incriment Snapを使うには、座標の移動設定を画像のようにGlobalに合わせます。
この状態でオブジェクトを選択すると磁石のマークのグレーアウトがなくなるので
それをクリックすると機能が使えるようになります。

その状態になったら、Ctrl+Shiftキーを押しながら移動・回転・拡大してみましょう。
先ほどまでなめらかだった移動・回転・拡大がカクカクしていませんか?
そう、それがIncriment Snap機能を使っている状態です。

数値は先ほどの画面で設定した数の半分ずつ動きます。
上手く使って上手にゲームオブジェクトを並べてみましょう!

 

最後に

今回は便利なIncriment Snap機能についてご紹介しました。
この機能を知るまで私は手作業でオブジェクトの調整をしてはぴったり合わない……と何度も繰り返し再調整をしていましたが、そんな日々ともこの機能があればサヨナラ!

他にもUnityにはたくさん便利な機能がありますので、ぜひ調べて色々使いましょう!
それまでは地道でツラかった作業も、一気にラクになるかもしれませんよ?

以上、キンシコウがお送りしました。